借り換え

信金の生き残り策

 ある信金幹部は「都銀もBIS(国際決済銀行)の規制もあって、経費の削減方針を打ち出している。したがって今後は、都銀が信金、信組の支店を買収するにしても、かなりたたかれることも予想される」と語っている。仮にそうなったら、都銀に金融シェアを食い荒らされたうえに、店舗までいいなりで売却しなければならないところが出てくることも考えられる。信金、信組にとっては、まさに大敗北ということになるのだが、今のところこうした“竹の子政策”に積極的に歯止めをかけようという動きはない。そして、支店の切り売りをせざるを得ないと考えている信金、信組は、おしなべて規模の小さいところで、支店数も一〇以下のところが多いようだ。

 そうなると、一店舗切り売りしても業績に大きく響く。信金、信組の支店売却が話題になり、また経営の悪化しているところが吸収合併されるなど再編成が急ピッチで進むと予想されている。現状ではそうなる可能性が強い。しかし、このことは信金のイメージダウンにつながることは間違いない。「信金は危ないところが多いから、合併して蘇生をはかってる」といった認識を一般の人が持つようになったら、信金との取り引きを警戒する人が出てくるのは当然だ。